東京ディズニーシーのニューヨークエリアに隠された豆知識を紹介
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東京ディズニーシーの7つのテーマポートのうち、最も施設が充実しているアメリカンウォーターフロント。
3つのエリアに分かれており、同じテーマポート内でもまったく違う雰囲気が楽しめます。
中でもニューヨークエリアは活気があり、20世紀初頭の文化を感じながら散策することができますよ。
今回は、そんなニューヨークエリアの注目ポイントと豆知識をご紹介していきます。
目次
ニューヨークエリアの場所
まずはニューヨークエリアの場所からチェックしましょう。
【A】ケープコッド(素朴でのどかな漁村)
【B】ニューヨーク(活気ある大都会)
【C】トイビル・トロリーパーク(古き良き遊園地)
ニューヨークエリアはアメリカンウォーターフロントの中心部に位置しています。
3つのエリアの中で最も面積が広く、全体の約半分を占めているんですよ。
ケープコッドエリアとは “ハドソンリバーブリッジ” という橋で結ばれており、趣の異なる2つの港町を行き来することができます。
★ケープコッドについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
注目ポイントと豆知識
アメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアは、街全体に20世紀初頭のアメリカの歴史や文化が反映されているんですよ。
特に注目していただきたいポイントを7つピックアップしてご紹介していきます。
コロンブス像/コロンバスサークル
アメリカンウォーターフロントで1番大きなショップ「マクダックス・デパートメントストア」の前に、コロンブスの銅像があります。
クリストファー・コロンブスはヨーロッパからアメリカ大陸への航路を発見した冒険家です。
アメリカの地から、生まれ故郷であるイタリア(メディテレーニアンハーバー)を見つめて立っています。
このコロンブス像がある円形の広場は “コロンバスサークル” と名付けられているのですが、ニューヨークに実在する広場をモチーフに作られました。
高架鉄道
20世紀初頭のニューヨークでは、エンジンで動く自動車の利用が増え、交通渋滞が問題となっていました。
そこで考えられたのが、道路を走っていた路面電車を高架式に変えるという方法です。
アメリカンウォーターフロントのアトラクション「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」は、そんな当時のニューヨークで活躍していた高架鉄道をモチーフにしています。
電動式トロリー電車に乗り、地上からは見られない景色を楽しみながら隣のテーマポート(ポートディスカバリー)まで移動することができますよ。
街灯
ニューヨークエリアには “ブロードウェイ” と “ウォーターストリート” という2つの通りがあります。
ブロードウェイは大型シアターがある劇場街で、華やかさや活気が感じられる通りです。
↓ショップ「マクダックス・デパートメントストア」~ブロードウェイ・ミュージックシアター方面へ続く通り
ウォーターストリートは古い建物や看板が並ぶ旧市街です。
↓ショップ「マクダックス・デパートメントストア」~「レストラン櫻」へ続く通り
そんな対象的な2つの通りですが、街灯にも違いがあります。
20世紀初頭のニューヨークはガス灯から電気灯へと進化していた時代でした。
そのため、大都会ブロードウェイでは電灯が使われていますが、ウォーターストリートではまだガス灯のままになっているのです。
夜になると電気灯とガス灯の違いがよくわかるので、確認してみてくださいね。
ブロードウェイ・ミュージックシアター
「ブロードウェイ・ミュージックシアター」は、その名の通りブロードウェイにある大型屋内シアターです。
石造りの豪華な外観は、ニューヨークのニュー・アムステルダム劇場(創設時)がモチーフになっています。
正面入口の上には、古代ローマの海神ネプチューンや、仮面を持ったマーメイドの石像があります。
これは海をテーマにした東京ディズニーシーならではの装飾です。
劇場内もアール・ヌーボーのデザインで統一された豪華な造りになっています。
ここではオープンから2006年7月までの約5年間、「アンコール! 」というショーを公演していました。
ブロードウェイのミュージカルナンバーが楽しめる内容で、ディズニーキャラクターは登場していませんでした。
2006年7月からはビッグバンドジャズの演奏やディズニーキャラクターのダンスなどで構成された「ビッグバンドビート」を公演しています。
ショーの内容や鑑賞方法については、こちらの記事をご覧ください。
S.S.コロンビア号
S.S.コロンビア号はニューヨークの港に停泊する全長約140mの豪華客船です。
大西洋横断の処女航海を控え、準備を整えているところだそうですよ。
デザインは20世紀初頭に実在した豪華客船を細部まで忠実に再現しており、パーク内の建造物とは思えないほどの迫力があります。
S.S.コロンビア号の船内では以下3つの施設を運営しています。
施設名 | 解説 | 場所 |
---|---|---|
S.S.コロンビア・ダイニングルーム※ | ローストビーフなどのセットメニューを提供するメインダイニング | Bデッキ(3階) |
テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ※ | サンドウィッチやアルコールを提供するラウンジ | Cデッキ(2階) |
タートル・トーク | ピクサー映画『ファインディング・ニモ』に登場するウミガメのクラッシュとお話できるアトラクション | 海底展望室 |
※プライオリティ・シーティング(事前受付)の対象レストラン
船内を散策することも可能ですよ。
デッキからは東京ディズニーシーを一望することができます。
夕焼けやライトアップされた夜景は特に美しく、一度は見ていただきたい絶景です。
また、S.S.コロンビア号の横にはドックサイドステージが併設されています。
2020年2月28日までは「ハロー、ニューヨーク!」というショーを公演していました。
次回公演は未定です。
ホレイショースクエア
S.S.コロンビア号の前には「ホレイショースクエア」という広場があります。
毎年クリスマスシーズンに大きなクリスマスツリーが登場する場所です。
この広場は、アメリカ人作家のホレイショー・アルジャーを称えて名付けられました。
貧しい少年が成功をつかむ、アメリカンドリームを描いた作品で有名になった作家です。
「ホレイショースクエア」にあるこの巨大なモニュメントは、1888年に海難事故にあった世界最大の豪華客船S.S.ガルガンチュア号のスクリュー(船の推進装置)です。
厳しい冬の大波にのまれてしまい、これが唯一の遺品だったそうです。
悲しい事故があったことを忘れないため、そして今後の航海の安全を祈るため、この地に飾られているのでしょう。
まとめ
アメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアは、20世紀初頭のアメリカ文化とディズニーオリジナルのストーリーが融合した街です。
レストランやショップ、エンターテイメントが充実していますが、街並みをじっくり眺めながらただ散策するのもおすすめですよ。
「ビッグシティ・ビークル」というクラシックカーに乗ってニューヨークエリアを周遊できるアトラクションもあるので、ぜひ利用してみてくださいね。
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