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ディズニーのパークチケットがついに変動価格制になることが発表されました。

また、通常の開園時間よりも早く入園できる “アーリーエントリーチケット” の販売もスタートします。

そこで今回は、変動価格制チケットとアーリーエントリーチケットの導入により、今後パークがどのように変わるのか解説いたします。

★未使用のパークチケットをお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。

変動価格制チケットを導入

まずは新たなチケット体系から確認しましょう。

休日は最大500円値上げ

出典：東京ディズニーリゾート公式ブログ

変動価格制が導入されるのは、2021年3月20日からです。

これにより、大人（18才以上）は最大で500円、中人（中学・高校生）は最大400円、小人（幼児・小学生）は最大300円の値上げとなります。

2021年3月19日までのチケット

2021年3月20日以降のチケット（変動価格制チケット）

※税込

休日価格となるのは、土日・祝日・春休み・ゴールデンウィーク期間などです。

休日しか来園できない方にとっては事実上の値上げとなります。

ちなみに、パークチケットは2020年7月1日に値上げしたばかりです。
大人は7,500円から8,200円となりましたが、さらに休日価格が導入されると、短期間に最大1,200円も値上げすることになりますね。

混雑の平準化が目的

出典：東京ディズニーリゾート公式ブログ

休日のチケット価格を値上げするのは、入園者数の繁閑差を平準化するためです。

これまで休日に来園していたゲストが平日に流れ、混雑レベルの差を小さくすることにより、ゲストの満足度向上を狙います。

今後「平日のパークは比較的空いてる」というイメージは無くなっていきそうですね。

ちなみに、アメリカ、パリ、上海のディズニーパークではすでに変動価格制チケットを導入しています。

また、日本ではユニバーサル・スタジオ・ジャパン、レゴランド・ジャパン、サンリオピューロランドなどのテーマパークで変動価格制チケットが導入されています。

特別価格チケットの販売は引き続き休止

出典：東京ディズニーリゾート

東京ディズニーランド・東京ディズニーシーには、通常のパークチケットの他に、特別価格で購入できるチケットが存在します。

しかし、パーク再開後（2020年7月1日以降）は入園者数を制限するためにパークチケットの販売方法が変更したため、特別価格で購入できるチケットの販売は休止しています。

キャンパスデーパスポート

「キャンパスデーパスポート」は学生を対象とした特別価格のチケットです。

毎年学生の春休みシーズンに向けて販売しており、卒業旅行で利用されることも多いのですが、残念ながら2021年は販売しないそうです。

ファンダフル・ディズニーメンバー限定パスポート

東京ディズニーリゾートのオフィシャルパークファンクラブ「ファンダフル・ディズニー」の会員向けに販売される特別価格のチケットです。

パークの臨時休園に伴い、現在は販売を休止しています。

首都圏・静岡ウィークデーパスポート

首都圏と静岡に在住・在勤・在学の方を対象とした特別価格のチケットです。
平日限定という条件付きですが、最大1,000円も安く購入することができます。

2020年は対象期間が臨時休園と重なってしまったため販売されませんでした。
2021年の販売については発表されていませんが、休止となる可能性が高いでしょう。

アーリーエントリーチケットを販売開始

続いては、ディズニーホテル宿泊者向けに販売するアーリーエントリーチケットについて解説します。

※ディズニーホテルとは、下記4つのホテルの総称です。
東京ディズニーランドホテル
ディズニーアンバサダーホテル
京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
東京ディズニーセレブレーションホテル

ハッピー15エントリーとの違い

出典：東京ディズニーリゾート

ディズニーホテルでは宿泊者特典としてパークに15分早く入園できる「ハッピー15エントリー」というサービスを実施していましたが、パークの臨時休園に伴いサービスを休止し、現在も再開していません。

そんな中、2021年4月1日入園分よりアーリーエントリーチケットを販売することが発表されました。

ハッピー15エントリーとアーリーエントリーチケットの違いは以下の通りです。

どちらも一般のゲストより一足先にパークに入園できるという点は共通していますが、その他のルールは異なりますね。

アーリーエントリーチケットは有料販売となりますが、通常の開園時間より1時間も早く入園することができます。

販売期間は6月30日入園分までを予定しており、7月以降の実施については未発表です。

アーリーエントリーで体験できるアトラクション

出典：東京ディズニーリゾート

アーリーエントリーチケットで入園後は、下記アトラクションの体験やスタンバイパスの取得が可能です。

その他のアトラクションは、通常の開園時間まで運営していません。

しかし、通常の開園時間までに一足先に並んで待機したり、スタンバイパスを取得したりすることは可能です。

また、エントリー受付対象施設についてもエントリー受付が可能となります。

★スタンバイパスの利用方法については、こちらの記事をご覧ください。

「スタンバイパス」とは？ファストパスとの違いや取得方法を徹底解説

★エントリー受付の対象施設と利用方法については、こちらの記事をご覧ください。

「エントリー受付」とは？ディズニーの新しい抽選システムを徹底解説

アーリーエントリーで利用できる施設

出典：東京ディズニーリゾート公式ブログ

アーリーエントリーチケットで入園後は、下記施設を利用することができます。

その他のサービス施設やショップは、通常の開園時間まで運営していません。

また、飲食施設についてはすべて通常の開園時間からの利用となります。

ショッピングや食事を楽しみたい方にとっては、アーリーエントリーチケットを購入するメリットは無いということになりますね。

アーリーエントリーチケットの販売場所

出典：東京ディズニーリゾート

アーリーエントリーチケットは、チェックイン（またはプリチェックイン）後に宿泊ホテルにて購入できます。

また、JR舞浜駅前の「東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター」でも購入可能となっています（東京ディズニーセレブレーションホテル宿泊ゲストは対象外）。

購入時には、不正転売を防ぐために代表者の本人確認が行われます。

本人確認できる書類（運転免許証、健康保険証など）を忘れずにお持ちくださいね。

入園当日の混雑状況によっては購入が入園時間に間に合わない可能性があるため、入園日前日までのご購入をおすすめします。

※東京ディズニーセレブレーションホテル宿泊ゲストは利用できません。

アーリーエントリーチケットでの入園方法

出典：東京ディズニーリゾート

パークの入園には、東京ディズニーシーの1デーパスポートとアーリーエントリーチケットが必要です。

アーリーエントリーチケットは入園時に回収されます。

入園場所はパークエントランス・ノースの指定エリアです。

待機列を間違えないようご注意ください。

まとめ

1デーパスポートとアーリーエントリーチケットを購入すると大人の場合1万円を超えてしまうため、「3,000円は高すぎる」「宿泊特典が有料化して残念」という声もあがっています。

現時点ではアトラクションをメインに楽しみたい方にとってはメリットがありそうですね。

東京ディズニーランド・東京ディズニーシーでは運営再開後から新システムの導入やルールの変更が続いているため、アーリーエントリーチケットについても開始後に内容の変更があるかもしれません。

また追加情報がありましたら本記事に更新していきます。